その後抜糸をしに行ったハズなのですが、4年以上経っている事ですので・・・ごめんなさい・・・思い出せません。
退院後のカリンは5日程ぐったりとして自室から出てきませんでしたが、その後徐々に通常の生活に戻りました。
2011年2月撮影
2011年2月撮影
義眼は、術後の腫れが引くと驚くほど自然で良くできています。
少し白濁していますが、本当の目と見間違うほどです。
白濁しているので・・・白内障の目のように見えますね。
この白濁は徐々に色素沈着していくらしいです。
黒っぽくなってより自然に見えるとのこと。
さて。
残る方の目です。
その後少し眼圧が上がってきました。
その当初はやはりショックで・・・両目とも失うかと。
片方の目だけでなぜあんなに辛かったのか?まだまだ甘かった。
それ以上に辛い事があったのかと思いました。
それでも諦めるわけにいきません。
何としてもカリンの左目だけは守ってやりたい。
出来れば最期の時まで。
駄目だとしても、1日でも長く。
カリンの目で私をいつまでも見てほしいです。
眼科専門医の元で次々と目薬を試していきましたが、やはり使用しているうちに効かなくなってきて・・・今は一番新しい目薬を使っています。
この目薬は「ルミガン」という目薬です。
この後はもうないそうです。
今開発中の目薬はあるそうですが、まだ私たちの手元に届くには数年をようするとか。
ルミガン・ハイパジール・エイゾプト
3種類の目薬を間隔を5分あけて点眼します。
9時、15時、21時と一日3回の点眼です。(ルミガンは9時と21時のみ)
目薬だけで一か月12000円くらいです。
カリンのためなのですが、正直痛いところです。
でも効く目薬があるだけでも幸せなのです。
ルミガンが効かなくなったら次がないのですから。
しばらくの間は3カ月ごとに通院していました。
その後眼圧が落ち着いてきたので4カ月ごとになっています。
恐ろしい事に目薬というのは、ある日突然効かなくなる日がくるそうなのです。
覚悟を決めるようにという話をされた事があります。
その後長い期間安定しているので助かっていますが・・・。
研究熱心な主治医は、目薬が効かなくなる子、そうじゃない子の研究をしているそうです。
それでデータが欲しいのでカリンにも検体になって欲しいと言われました。
大層な事ではないのです。
血液をとって遺伝子を系統づけたいという事を話していました。
緑内障治療のために少しでもお役に立てるのであれば・・・採血だけならカリンもそれほど負担にならないだろうし、二つ返事で了承しました。
緑内障のワンコは意外と多いものです。
どんどん研究が進んで、もっと失明まで至る事のないようになると良いですね。
実は今日も4か月検診に行ってきました。
少し眼圧が上がっていて39とのこと。
(前回までは調子が安定していて19くらいでした)
冬は眼圧が上がりやすいので、次回(5月)ももし下がっていない、もしくはその前にでも異常があればハイパジールを違う種類に変えて対応するそうです。
眼科の専門医のある病院なので、緑内障の子たちがたくさん来ます。
ある日は片目が摘出してあって、義眼は入れず閉じただけの状態になっていました。
もう片方の目も失明しているそうですが、義眼にするかどうか迷っているとのことでした。
カリンの義眼を見て、少しショックを受けておられました。
こんなに良くできているのなら、義眼にしてやれば良かったと思われたようです。
何が良いのかわかりません。
一番大事なのは、本人が苦しまない事かなと。
それと家族とのコミュニケーションでしょうか。
義眼でも義眼じゃなくても良いのです。
その子が一番という方法を考えてあげられれば良いのです。